お知らせ

学校長あいさつ

    茨城県立伊奈高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 本校は、昭和62年4月に地域の熱い要望により茨城県の南西部に開校され、今年度で創立38年目を迎える県内で一番新しい県立高等学校です。「自立」「協同」「創造」を校訓に掲げ、これまで8,323名の卒業生を送り出し、地域を支える人材を輩出する進学校として歩んでまいりました。
 つくばみらい市は、平成17年度よりつくばエクスプレスが開通し、みらい平駅前が核となり生徒児童が増加しています。このような地域の変化を背景にして、これまで築き上げてきた伝統の上に新たな取り組みを積み上げ、地域を担う中核の一つとして、人材の輩出はもちろんのこと地域にも貢献していくことが本校の使命であると考えています。そのためには一人一人の生徒を大切にしながら、個々に合わせたきめ細やかな指導・支援を、学習面においても生活面においても充実させてまいります。また、学校行事をはじめ教育活動全体を通して、生徒たちの自信を育み、個性に応じた進路希望を実現してまいります。
    私自身、本校に着任して3年目となりました。茨城県のチャレンジプロジェクト重点校として、引き続き「グローカルにミライ探究」をテーマにした探究学習に力を注ぐとともに、自立した学習者を育む授業改善にも取り組んでいきたいと考えております。
  急速にグローバル化が進む社会の中で、情報技術の発展、経済のグローバル化、そして文化の交流によって、世界はますます相互に強く結びついています。このような状況では、新しい知識を追求し、自分自身を常に更新し続けることが求められます。それは、私たちが自分自身の立場を明確にし、自分の意見を持つことを求めています。一方、グローバル社会の進展は、私たちに新たなチャレンジと機会をもたらします。そして、異なる背景や文化、視点を持つ人々と対話することで、私たちの思考は刺激され、私たちはより新たな知識を得ることができます。社会の変化を自らのチャンスとできるよう、自立した探究力を身につけることは必須と言えるでしょう。
 世界的な物価高や混迷するウクライナ情勢や中東情勢など、先行きの見通せない不透明な時代に突入しているいま、生徒と教職員が一丸となり、精一杯の努力をしていきますので、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。また、中学3年生の皆さまには、是非とも本校を進学先の選択肢のひとつに加えていただきたいと思います。


             令和6年4月 茨城県立伊奈高等学校長 斉藤辰彦